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往復書簡005:背丈ほども伸びた草のなかで

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北澤さん 珍しく、時間をおかずに返信します。 ブリコラージュ、コーヒーカップ、そして動いているということ。どれも心に沁みました。本来そんな気持ちの悪い場所に、じめじめとした湿地帯に、足を踏み入れる必要などなかった人を、引きずり込んでしまった…

往復書簡003:ギー・ドゥボール

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北澤さん大変遅い返信になってしまいました。お許しください。遅れた言い訳をあれこれ書き綴るのも無粋なので、海(つまりそれは海岸って言うこと?)に行っていたからかなあとでもしておきましょうか。 さて、ぼくたちはいま芸術表象という新しい専攻のアイ…

往復書簡001:越後妻有から

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僕はいま、越後妻有に滞在しています。浦田地区という妻有のなかでも豪雪地帯に建つ空き家を改修して、展示とディスカッションなどを行う“critics coast (批評家の海岸)”というプロジェクトを行うためです。今年は、梅雨が長引いたこともあり、7月末からずっ…